自動車保険

車両保険って必要?車両保険をつけるつけないの判断基準を徹底解説!

こんにちは

管理人のなおちんです。

私は某自動車保険会社の初期対応班で仕事をしています。

 

仕事上、契約者の契約内容を見させてもらっていますが、

『この人の契約って車両保険はいるのかな?』

と思ってしまう契約者が結構いたりします。

 

今回は

・車両保険の必要ない人
・車両保険をつけるつけないの基準

についてご紹介します。

 

目次

そもそも車両保険とは?

自動車保険の基本でもある車両保険ですが、車両保険についてあまり知らない人がいます。

 

基本的に車両保険とは”自分の車が事故で壊れた時に使える保険”と考えておけば大丈夫です。

 

例えば縁石に乗り上げて車体を損傷してしまったり、相手の車にぶつかってしまったりなどですね。

 

相手の車や物の賠償に使われる保険はた対物保険ですが、自分の車両の修理に使うのは車両保険となります。

 

同じ”車を修理する保険”でも対物保険と車両保険ではその目的が変わってきます。

 

車両保険には支払いの上限があります。

車両保険のポイントとしては”車両時価額”というのがあり、簡単にいえば”あなたの車の市場価値”が車両時価額になります。

 

車両保険の支払い上限は車両時価額が限度となり、修理費用が時価額を越えると”全損”ということになります。

 

ですので新車であれば車両保険の支払い上限が高いですが、年式の古い車種は上限がどんどん低くなっていきます。

 

なおちん
なおちん
ちなみに私の愛車のタントは初度登録が2009年で、車両保険の時価額は150万円くらいでしたが、10年たった今では55万円になっています。

 

車両保険をつけるつけないの基準

このように車両が古くなればなるほど車両保険で支払える上限が低くなっていくということを覚えておきましょう。

 

なので、長年同じ契約をしている方は知らないうちに車両保険の上限が下がっていますので、「うちの車古いな」と思っている方はいちど車両保険をつけ続けるか検討した方がいいかもしれません。

 

あなたの車の時価額を調べて、本当に車両保険が必要か?車両保険を外した時、保険料がどれくらい変わるかを調べることをおすすめします。

 

車両保険の時価額の簡単に調べる方法

「時価額を調べるにはどうすればいいの?」と思っている方もいるかもしれません。

 

時価額は”オートガイド自動車価格月報(通称:レッドブック)”と呼ばれる車種別、年式別の時価額が一覧で記載されている本ですが、一部のガソリンスタンドや整備工場などに置かれていたりしますが、一般の方はなかなか見る機会がありません。

 

ですので、ここでは簡単に調べる方法を一つご紹介します。

 

それは【中古車サイトであなたの車と同じ年式の車種を見つける】ことです。

 

前述しましたが、【時価額≒車の価値】なのでネットで検索すれば、おおよその時価額がわかります(ただし中古車販売価格より安くなる可能性はあります)。

 

車両保険をつける付けないの判断基準は

【あなたの車の市場価値が低くなった時】

になります。

 

さらに具体的な金額で表すなら”時価額が50万円を切った時”が個人的に車両保険をつけなくてもいいかなと思います。

 

なぜなら損傷が大きくて、フレームまでイってしまうとフレームの歪みを直すだけで40〜50万円くらいかかります。

 

フレームが一度歪んでしまうとどうしても完全に直すことは難しく、後になって色々と不具合が出てくる事が多くなるので、この場合は買い替えたほうが懸命だと思うからです。

 

車両保険を見直すタイミング

ここまで読んでくださった人の中には、今すぐ『車両保険つけるか外すか見直そう!』と思った人もいると思います。

 

ですがすぐに車両保険を外すことは難しいです。

 

車両保険をつけるかどうかなど、保険契約を見直すタイミングは”今の契約の満期3ヶ月前”がいいでしょう。

 

どうして3ヶ月前なのかは自動車保険を見直す時期とポイント【間違えなければ保険料は安くなる】を参考にしてください。

 

日本円
自動車保険を見直す時期とポイント【間違えなければ保険料は安くなる】こんにちは 管理人のなおちんです。 マイカーを持っている方の悩み事としてよくあるのが 「保険料なまら高くね?」 (なまら...

 

車両保険をつけないという場合は、契約の更改のタイミングで車両保険を外した方がいいです。

 

特に5年以上同じ契約を続けている方は車両保険の支払い上限(時価額)が結構下がっていますので、一度車両保険をつけ続けるか検討した方がいいでしょう。

 

車両保険をつけないだけで年間保険料がグッと変わります。

 

「今の車が壊れたら乗り換えよう」と思っている人は必ず時価額を調べるようにしてください。

 

自動車保険の見直しがベスト!

長年同じ契約を続けている人は車両保険の見直しはもちろん、自動車保険自体の見直しをした方が今よりももっと保険料が安くなる可能性があります。

 

長く同じ契約をしていると実は必要のない特約を付けていたり、バランスの悪い契約をしている事があります。

 

バランスの悪い保険契約の例として自動車保険はどこがいいかを考える前に【保険料見直しの順番とポイント】でご紹介している残念な契約例を参考にしてください。

 

自動車保険はどこがいいかを考える前に【保険料見直しの順番とポイント】こんにちは 管理人のなおちんです。 自動車保険はどこがいいのかを調べる時の基準はなんですか? 保険料の安さでしょう...

 

保険契約自体を見直すのであれば”他社との比較”がおすすめです。

 

同じ契約内容でも他社では保険料が安くなることも多く、いらない特約なども外せば保険料がさらに安くなる可能性が高くなります。

 

いちいち他社の見積もりを出すのがめんどくさいという人がほとんどだと思います。

 

そんな人は”一括見積もり”がベストです。

 

一括見積もりであれば入力は一回で複数の見積もりができますので、比較がとても簡単です。

 

車両保険に限らず保険料を見直したい人は一括見積もりを依頼するといいでしょう。

 

なおちん
なおちん
自動車保険の一括見積もりサイトで個人的におすすめなのが”保険スクエアbang!”というサイトです。

こちらは比較的簡単な入力と選択で最大17社の自動車保険の見積もりができる老舗の見積もりサイトなので、初めての方でも簡単に比較ができますのでぜひ参考にしてくださいね。

 

無料で一括見積もりができる”保険スクエアbang!”の公式ページはこちら>>