コラム

これから「自動車保険の代理店の儲けの仕組み」の話をしよう【利益のために高い契約をすすめる】

こんにちは
管理人のなおちんです。

私は某損保関係の初期対応班の仕事をしています。

 

代理店には自動車ディーラーや工場が代理店業を代行しているモーター(ディーラー)系代理店と保険契約を専業としているプロ(営業系)代理店がありますが、どうやってプロ代理店は儲けているのか疑問に思ったことはありませんか?

 

今回は

・代理店が利益を出す仕組み
・代理店の仕組みを知った上で保険料を安くする方法

についてご紹介します。

なおちん
なおちん
もしあなたの自動車保険の契約が代理店経由だったらラッキーです!
保険料が今よりも安くなる可能性が大なので、ぜひ読み進めてみてください。

 

目次

自動車保険の代理店の儲けの仕組み。

あなたの身の回りには自動車保険の代理店がたくさんあります。

 

都心部では有名自動車保険会社の看板を掲げている事務所があったり、地方では個人宅に「〇〇保険」といった看板が立っている家を見たことはありませんか?

もしあなたの近所の家に自動車保険会社の看板が立っていたら、そのお宅は”プロ代理店”です。

 

プロ代理店がどうやって儲けているのか。
それは「契約手数料を保険会社からもらって儲けている」からです。

プロ代理店はいわゆる”個人事業主”で、事業主は大手の損保会社と代理店契約を結びます。

そして契約した自動車保険の商品を販売して、契約できたら(=売れたら)自動車保険会社から決まった割合のインセンティブをもらうという仕組みが一般的です。

ノンフリート契約で契約が成立した場合、契約内容の約8〜10%のインセンティブが代理店の儲けになります。

例えば10万円の契約が成立した場合だと約1万円が代理店の利益になりますね。

 

ちなみにインセンティブは1回もらって終わりではなく、その顧客が契約し続けている限り毎年支払われるのが一般的です。

なので3年契約で成約できれば、その顧客は3年間保険会社を変えることはまずありません。

代理店からするとその契約者は「3年間利益を出してくれる金の卵」なんです。

 

なおちん
なおちん
余談ですが代理店によっては複数の会社の自動車保険を販売しているところもあります。

 

プロ代理店が利益を出すために必要な2つの顧客。

代理店のインセンティブはだいたい8〜10%くらいが相場と考えると「代理店の利益がって少ないんじゃない?」と思うかもしれません。

確かに個々で考えるととても少ないように感じますが、保険会社の考え方としては「出費は少なく」が基本方針です。

なので事故があった際の顧客への保険金の支払いもケチりますが、代理店に支払うインセンティブももちろんケチります。

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そんな代理店業が儲けを出すには抱える顧客を増やす事が大切ですが、ただ増やせば言い訳ではありません。

 

代理店が儲けを出すために必要な顧客は次の2つのタイプの顧客です。

1、高い保険料を支払ってくれる顧客

前述しましたが代理店の儲けは多くても契約した保険料の10%程度です。

なので少しでも儲けを出すには【高い保険契約を結んでくれる顧客】が必要です。

保険料が高くなるのは「保険を使う可能性が高い(事故りやすい)」場合なので出来るだけ高い契約を提案してきます。

 

なおちん
なおちん
例えば年間の走行距離が3,000㎞以下の人と10,000㎞以上の人では後者の方が事故る可能性が高いので当然保険料が高くなります。

他にも運転する人が若かったり使用者の幅が広いと保険料は高くなりますよね。

 

代理店の人は少しでも儲けたいので、うまいこと言って基本契約は出来るだけ高くしようとしますし、必要のない特約をつけようとしたりする悪徳代理店がいます。

 

2、長く契約してくれる顧客

高い保険契約をしてくれる人も代理店にとってはオイシイ顧客ですが、1年契約だと、その年は安泰ですが次の年に利益を出してくれるかはわかりません。

ですので【長期契約をしてくれる顧客】も重宝されます。

3年以上の長期契約にすると保険料が数%安くなるのは「保険会社も顧客を逃したくない」からです。

 

代理店ももちろん同じ気持ちなので、出来るだけ長期で契約してもらえるようなトークを駆使してきます。

 

3年契約を結べばその人は3年間儲けを出し続けてくれますので、長期契約してくれる顧客も重宝されます。

なおちん
なおちん
普段はなんの連絡もしてこない代理店の担当者が契約更新が近くなると連絡してくるのは、当然「契約を続けて欲しいから」ですよ。

どの顧客が契約の更新が近づいているかはもちろん代理店は全て把握しています。

 

代理店は【1円でも高く、1年でも長く契約してくれる】顧客を増やす事が重要なんです。

 

ネット契約が安いのは代理店への手数料がいらないから。

代理店の儲けの仕組みはご理解いただけましたか?

ここまででピンときた方はするどいですね!

 

そうです。

あなたの保険料の数%は代理店に支払われているんです。

 

代理店への支払いをいくらしても、受けられるサービスは1ミリも変わりません。

節約の基本は「無駄な出費を削る」事なので、代理店への支払いを削ればその分保険料が安くなりますよね?

手っ取り早く自動車保険の保険料を1万円くらい安くするには代理店経由での契約をしなければOKなんです。

すでに代理店契約をしてて、保険料を安くしたい方は自動車保険はどこがいいかを考える前に【保険料見直しの順番とポイント】をご覧ください。

自動車保険はどこがいいかを考える前に【保険料見直しの順番とポイント】こんにちは 管理人のなおちんです。 自動車保険はどこがいいのかを調べる時の基準はなんですか? 保険料の安さでしょう...

 

代理店契約をしなければあなたの保険料に還元されます。

自動車保険は保険の中でも使われる機会が多いので、シェア争いが激しい業種でもあります。

なので代理店が契約を増やせば増やすほどシェア率を増やす事になりますので、代理店は『俺たちがお前ら(保険会社の従業員)を食わせてやってんだ!だから俺(代理店)はお前らよりえらいんだ!』という意味不明な考えを持っている代理店が本当に多くて、保険会社側でも迷惑している事が多く、そのような代理店はリストに載っています(笑)

(正直、いざという時矢面に立って対応するのは我々なので、お互い支え合って成り立っていると思うのですが…。)

 

といっても代理店が幅をきかせていたのは過去の話…。

代理店が偉そうにできた時代はもう終わりですよ…。

 

だって、今はネット全盛の時代ですから!

って代理店に言ってあげたい(笑)

 

そうです。
代理店経由ではなくネット契約をすると、あなたに利益がありますし、保険会社にとっても安く提供できるというメリットがあります。

 

代理店を経由しないだけで保険会社と顧客のwin-winの関係が出来上がります。

 

もし自動車保険の契約の更新が近づいている方はネットから新たに見積もりを出してもらって乗り換える事で保険料が安くなる可能性が高まりますね。

今回のまとめ

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無駄に代理店に支払っているのであればぜひこれを機会に見積もってみるといいですよ。

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